|
月刊ゴルフマネジメント連載#41 ZPDを見極めてメンバーを成長させる
「今できることだけをどれだけ積み重ねていっても、できないことができるようになるわけではない」というのは、ゴルフにもビジネスにも共通していることで、毎日同じようなルーティンワークをやっていても人は成長しません。一方で過度に難しすぎる課題を与えると失敗や挫折の経験が積み重なり、やがて自信や自己肯定感の低下につながって、人の成長を妨げてしまいます。
|
能力開発を目的としたスキルアップはもちろん、配置転換や、新入社員のOJTなど、メンバーが「出来ないことが出来るようになる」ために、どんなタスクを与えるかはリーダーが最も気を配ることの一つです。
|
|
|
|
|
Rain Bird Irrigation Seminarに登壇しました
ゴルフ場の設備投資はその金額の大きさから、消極的な投資になるケースも多いのですが、老朽した設備を更新する際に「現状復帰」を目指すのと、「売上や利益の向上」を目指すのとでは、そのアプローチが大きく変わってきます。
|
特に散水設備は数億円規模の投資になるのに、設備自体が地中に埋まっていてお客様の目には見えませんし、芝のコンディションなどは素人目には分かりにくく、その効果が定量化しにくいことから、できるだけコストを抑えて最小限に実施するというケースになりやすいものです。
|
しかしゴルフ場の経営課題である労働者の人手不足、温暖化などへの対策としての投資、あるいは将来的な乗り入れ需要に対応するための投資と考えると、積極的な投資をするべきアイテムとも言えます。
|
|
|
|
|
早いもので今年も残りあと2週間ほどとなってしまいました。 私にとっての今年1年は冒頭に書いた記事の通り、幸運にもゴルフ場改修工事のプロジェクトに携わらせてもらった1年でした。新しいチャレンジは常に刺激的で、学びに溢れ、ゴルフ産業の真ん中で未来のゴルフ場を作っている一員であることに幸せを感じています。
|
来年の今頃には完成したコースをプレーしていることを想像するとワクワクが止まりません。
|
年明けからは海外からシェイパーが来日して本格的な造成が始まります。
|
これから思いもよらないようなトラブルに見舞われて苦労するかもしれませんが(汗)、完成後にそこでプレーするゴルファーが楽しむ姿を想像すると苦労も報われる気がします。
|
2023年はみなさんにとってどんな一年だったでしょうか?
|
今年一年もコッテリとした私の記事を読んでいただいた読者の皆さまに感謝を申し上げつつ、年末のご挨拶とさせていただきます。良いお年を。
|
|