2035年のゴルフビジネスの未来予測

Future Perspective 2035 日本のゴルフ場が生まれ変わるヒント①：マクロ環境編

みなさん、こんにちは。

日本の人口は2035年にはピーク時の2008年から2000万人減少し、1億909万人になる（総務省）と言われており、さらに2031年には日本人の平均年齢が50才を超え、2032年には生産年齢人口（15-64才）は7000万人を下回る予想です（厚生労働省）。
この極めて実現性の高い「人口減少」という潮流の中で、約10年後の2035年に向けて、今後日本のゴルフ場がどうなっていくのかを予測しながら、ゴルフ産業にもたらす課題を整理し、解決のヒントをまとめてみました。

実はこの記事はお正月休みの間に書いたのですが、1万文字を超える大作となってしまったので、3回に分けてお届けすることになりました(^^;

悲観的な事実だけを取り上げて危機感を煽る内容にならないように、次回以降では希望がもてる事例も紹介しながら進めていきたいと思いますので、ぜひご覧ください。

ChatPGTによる記事の要約
この記事では、2035年までの日本のゴルフ場の未来について、国のマクロ環境を考慮した課題と解決策が語られています。日本の人口減少、高齢化社会、ゴルフ場の維持やキャディーの労働力不足などの問題が取り上げられ、これらがゴルフ業界に与える影響について考察されています。技術革新、人材のグローバライゼーション、消費者層の変化が、これらの課題に対処する鍵として提示されています。業界全体と政策レベルでの取り組みが、これらの変化に適応するために必要であると強調されています。

MEDIA PUBLICATIONS

月刊ゴルフマネジメント連載#42 お金で人はやる気になるか？お金よりも重要な動機づけ要因

人手不足が深刻化する中で、ゴルフ場の仕事の平均年収は約358万円（2023年10月時点で求人統計データ参照）で、残念ながら日本の平均年収と比較すると低い傾向にあります。月給で換算すると30万円、初任給は20万円程度が相場となっており、アルバイトの平均時給がそれぞれ975円・パートや派遣社員では1,248円となっています。

これはゴルフ場の収益構造自体が脆弱であり、また成長率も低いことから、給与が上げられないという現状がありますが、ゴルフ場に限らず決して高待遇と言えない職場でも、特にこのコラムを読んでくださっているリーダーの皆さんは人材育成に奮闘されていると思います。

一方で、社員のモチベーションを上げる方法として、最も有効だと信じられている報酬を上げるという方法は本当に効果があるのでしょうか？