ミネルバ大学から学ぶ未来の教育

先日「先生の学校」が主催したこちらのイベントに参加しました。

Peatix
合格率1.2%の超難関!ミネルバ大学に通う日本人初の学生・片山晴菜さんに聞く、世界最先端の学びとは!?
合格率1.2%の超難関!ミネルバ大学に通う日本人初の学生・片山晴菜さんに聞く、世界最先端の学びとは!?/超難関・ミネルバ大... powered by Peatix : More than a ticket.

参加した理由は、私もコーチングに関するコラムを書かせていただいていたり、大学教育や企業の人材育成にも携わらせているので、最新の高等教育のケースを知ることでこれらの仕事のヒントになればと思いました。

自分自身への備忘録として、また読者の方の中で人材育成や教育に携わる方のヒントになればと思い書き留めておきたいと思います。

目次

ミネルバ大学とは?

イベント: 合格率1.2%の超難関!ミネルバ大学に通う日本人初の学生・片山晴菜さんに聞く、世界最先端の学びとは!?より

ミネルバ大学については私の説明よりも、書籍やネットの記事などがたくさんあるので、そちらをご覧にいただけると良いと思いますので、いくつか参考になるリンクを貼っておきます。ググるとたくさん情報が出てきます。

あわせて読みたい
ミネルバ大学 - Wikipedia
あわせて読みたい
世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ | 山本 秀樹 |本 | 通販 | AmazonAmazonで山本 秀樹の世界のエリートが今一番入りたい大学ミネルバ。アマゾンならポイント還元本が多数。山本 秀樹作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また世界...

高等教育のプロトタイプ

イベント: 合格率1.2%の超難関!ミネルバ大学に通う日本人初の学生・片山晴菜さんに聞く、世界最先端の学びとは!?より

現在の高等教育の問題点として、社会に求められるスキルを高等教育で身に付けられないという問題があります。日本でも大学などの高等教育機関では「社会人基礎力」を身に着けるという枠組みの中で教育が行われていますが、96%の教育機関が「学生に社会に出るのに十分なスキルを身に付けさせている」と回答しているのに対して、企業は11%しかそう感じていないというデータが示す通り、教育機関と企業には必要なスキルに対して大きな認識の乖離があり、その乖離のネガティブな影響を最も受けるのは学生です。ミネルバ大学はこうした教育の問題を解決するためのプロトタイプとして現代社会に必要な教育を提供することを目的に創設された新興教育機関です。

超難関

授業は全てオンラインで行い、学生は4年間で世界の7都市をめぐりながら地域社会の文化理解やネットワークを通じて、社会課題を解決するために企業、NPO、行政機関との協同プロジェクトを行うことでの体験型学習を行っているそうです。
合格率は世界トップクラスで、ハーバードやスタンフォードよりも低い合格率(1.2%以下)とも言われています。応募者が多い理由は最先端の教育プログラムが受講できるとはもちろん、校舎を持たないことや、比較的生活費の安い地域を移り住みながら学習するので学生が負担するコストが米国トップスクールの1/5以下になるというのも理由だそうです。高等教育が高額化し学生が抱えるローンも問題になっているので、この辺りの取り組みも先進的と言える理由です。

徹底的に体系化された学習方法

イベント: 合格率1.2%の超難関!ミネルバ大学に通う日本人初の学生・片山晴菜さんに聞く、世界最先端の学びとは!?

授業は従来型のインプット主体の授業ではなく、インプットは予習学習で済ませて、授業ではアウトプットを徹底的に行うそうです。オンラインクラスは独自の学習プラットフォームを使い、発言の平等性が担保できるようシステムが自動的に発言量を計り、発言が少ない生徒が一目で可視化されるようにもなっているそうです。
またアウトプット中心であるために、先生は90分の授業中に10分以上話してはいけないというルールまであるそうです。
そんなアウトプット中心の授業ですから、入学初年度には1年間かけて「HCスキル」と呼ばれる、学び方のスキルセット(クリティカルシンキング、クリエイティブシンキング、コミュニケーション、インタラクション)を身に付けるそうです。
こうした学習方法も認知科学などの専門家が科学的に研究した成果に基づいた学習法で、まさに最先端の教育と呼ぶにふさわしい学習方法です。

イベント: 合格率1.2%の超難関!ミネルバ大学に通う日本人初の学生・片山晴菜さんに聞く、世界最先端の学びとは!?

企業や個人が参考にしたい点

今回のセミナーをきっかけにミネルバ大学やそこで学ぶ学生のことを知れたことで、今後自分自身が教育活動において取り組みたいことや、企業やコーチングを提供する人たちが参考になりそうな点をアイディアとしてメモしておきたいと思います。

学習スキル(learning of study)の重要性

やはり学ぶスキルというのは非常に大切だと感じています。
同じ時間、同じ内容を学習にあてても、人によって学びの量や質は変わってしまいます。
最近は一部の社会人の中でもクリティカルシンキングや、クリエイティブシンキングを学ぶ人が増えているように、思考法やコミュニケーションという学習の基礎を身に着けるというのは、情報や知識が溢れる現在だからこそその重要性が増しているように思います。
情報を正しく選択し、解釈し、繋ぐ力があれば、溢れる情報に惑わされたり、遠回りするリスクがぐっと下がります。

デジタルの活用

画面上の色を見るだけで発言の量が可視化できる

セミナーの中で「対面授業」と「オンライン授業」のどちらが学習効果が高いと感じるか?という質問がありました。パネリストの片山さんの回答が非常に印象的で「過去に一度だけ対面授業をやったことがあるが授業の質が低かった」という回答がありました。これはミネルバが使っている教育プラットフォームが非常に最適化されていて、前述したように発言量が可視化されたり、アンケート機能で瞬時に受講生の意見が表示できることで授業の質が高まっているので、対面でやっていると講師が気を回すことが増えて授業の内容に集中できないので質が落ちるのではということでした。
エドテック(Education technology)の活用に限らず、本来の目的に集中するためにデジタルを活用していくことの効果を実感するエピソードでした。私も以前からミーティングやセミナーは対面よりもオンラインの方が情報伝達の効果は高いと感じています。
ゴルフなどのスポーツでもセンサーやテクノロジーを効果的に使うことで、コーチはフィードバックやモチベーションのコントロールなどの本当に必要なことにフォーカスできるようになるかもしれません。

体験型学習の活用

イベント: 合格率1.2%の超難関!ミネルバ大学に通う日本人初の学生・片山晴菜さんに聞く、世界最先端の学びとは!?

一方で、やはり海外に実際に住んで体験してみることで気づくことも多いそうで、実際にホームレスのボランティアをやったときに、話で聞いていたイメージが変わったことや、多様性溢れる学生からその国のことを聞いていて、実際に訪れてみたら印象が全然違ったということもあったそうです。そうした”気づき”は概念の形成に非常に重要な役割を果たすので、学び(オンライン)+気づき(体験)というバランスがこれからの教育の形になりそうだなと思いました。
実際にすでにゴルフの世界でも、Youtube(オンライン)で学んで、コースで気づく(体験)、というサイクルで上達している人が増えていると思いますし、そうした学習法で誕生するプロも近い未来に出現すると思います。

まとめ

気づいたことを書けばキリがないですし、ミネルバ大学の取り組みが万人に効果があるとも言えませんが、こうした先進的な教育システムを知ることで、私たちや、私たちの身近な人の成長に役立てることも多いのではないでしょうか。

この記事を書いた人

ゴルフ活動家
ゴルフでライフスタイルやビジネスを豊かにするための活動をしてます。詳しくはプロフィールページをご覧ください。

目次
閉じる