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世界屈指の名門コースが実践する本物のメンバーシップ―オーストラリア・ロイヤルメルボルンGCとキングストンヒースGCに学ぶ―
2024年11月にオーストラリアを代表するゴルフ場「The Royal Melbourne Golf Club」と「Kingstone heath golf club」を訪問しました。 現地では、プレーだけではなく、メンバーやスーパーインテンダントとの交流通じて様々なエピソードを聞いてきました。世... -
オーストラリアの最新パブリックコースから感じたゴルフ普及の本気度
ゴルフの聖地、オーストラリア・メルボルン。その中でもサンドベルト地域は、ゴルフファンにとって憧れの地です。このエリアに位置する「Sandy Golf Links(サンディ・ゴルフリンクス)」は、アリスター・マッケンジーの代表作とも言われる「The Royal Mel... -
ゴルフ場オーナー必読。ゴルフ場改修工事の進め方
日本のゴルフ場の多くは、1980年から90年のバブル経済期に建設され、その多くが30年以上使用されているため、散水設備や排水設備の老朽化はもちろん、経年の風雨による地形の変化や、芝刈りによるサッチの堆積、バンカーへのシルトや有機物の侵入による「... -
今さら聞けないゴルフ場の芝生の話
ゴルフ場の美しい芝生は、景観を保つだけでなく、プレーの快適さや難易度にも大きな影響を与えます。しかし、その芝生がどのように管理され、どんな種類が使われているのかについて、特にアマチュアゴルファーの方が知る機会は少ないかもしれません。 この... -
ゴルファーは自分に合ったティーを選んでいるか?USGAが示したティーオプションの正しい提供方法
日本のゴルフ場ではフルバック、バック、レギュラー、フロント、レディースといった具合に3-5つ程度のティーの選択肢(= ティーオプション)が提供されています。 近年では社会潮流であるジェンダーレスを意識して"レディースティー"という呼称をなくす動... -
全米 Golf Impact report から考える日本のゴルフ産業ができること
NGF(National Golf Foundation = 米国ゴルフ財団)が2023年4月に発表した「Golf Impact Report」は全米のゴルフビジネスの経済的影響について網羅的にまとめられたレポートです。本記事は筆者がこのレポートを引用・要約し、最後に日本のゴルフ産業にも活... -
最新の研究データによってスロープレーを科学する
USGAの調査によると約91%のゴルファーがスロープレーによってゴルフ場の利用に不満をもったことがあると回答していることからも分かるよに、プレーのペースの遅延はゴルファーの重大な不満要因となっており、ゴルフにおけるスロープレーは世界中で最も議論... -
会員制ゴルフ場の本質的価値はメンバーシップベネフィットにあり
日本のゴルフ会員権のほとんどは資金調達を目的とした預託金型会員権であるため、プレー権が会員になる便益と捉えられているが、グローバルで見ると日本のような預託金型会員権は稀で、ほとんどがアニュアル(年間)メンバーシップによる会員便益の提供に... -
ゴルフ場がもたらす地域環境へのベネフィット
2024年4月5日にゴルフ場が地域環境へもたらすインパクトに関するレポート「The Enviormental Benefits of Golf Course」が発表されました。 今回の投稿では、レポートを日本語で要約し、日本のゴルフ場環境に置き換えた上で、提言をまとめます。 USGAレポ... -
ゴルフ場ビジネスに使える設備投資のフレームワーク
私に寄せられる相談は大きく2つありますが、一つは人や組織問題、そしてもう一つは設備投資の問題です。特に日本のゴルフ場はバブル期に建てられたものが多く、ほとんどのゴルフ場が開場後30年以上が経過していますから、大規模修繕などの設備投資が必要と... -
Future Perspective 2035 日本のゴルフ場が生まれ変わるヒント②:産業への提言編
前回の投稿では、今後のマクロ環境の変化と、それがゴルフ場産業に与える影響を整理しました。 今回の投稿では、課題を整理した上で取るべき対策について考えていきます。 一言に取るべき対策といっても、各ゴルフ場の立地条件によっても異なるのに加えて... -
Future Perspective 2035 日本のゴルフ場が生まれ変わるヒント①:マクロ環境編
日本の人口は2035年にはピーク時の2008年から2000万人減少し、1億909万人になる(総務省)と言われており、さらに2031年には日本人の平均年齢が50才を超え、2032年には生産年齢人口(15-64才)は7000万人を下回る予想です(厚生労働省)。 参照:国立社会...