アジアツアーのクオリファイングトーナメントに行ってきました。
アジアンツアーが主催する世界公式ゴルフランキングポイントを競うツアー大会への出場権をかけて争われている予選会でタイのホアヒンで開催されてました。
アジアンツアーとは
男子ゴルフツアーのひとつで、1998年にPGAツアーズ(世界6大ツアー)に加盟しています。
東南アジアを中心にアジア各国で大会を行い、近年は欧州ツアーとも連携を深めて共催競技を多く実施しています。
日本ツアーでも昨年に「アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 2019」がアジアンツアーとの共催で開催されました。
アジアンツアーの予選会
シーズンによって多少前後しますが、通常は11月下旬頃からエントリーが開始され締め切りは12月の下旬です。
アメリカや欧州、日本のQTが終わってからでも申し込みが可能なため、受験に失敗した世界中のプレイヤーがエントリーしています。
参加資格は、プロとハンディキャップ2以下のアマチュアで、エントリー料は2000米ドル。ちなみに日本ツアーのQTも21万円だったので、同じくらいですかね。
ただ、参加費には試合のプレー代や練習ラウンドも練習ボール代も含まれているので、東南アジアの安い諸経費を考えると日本よりも総額は安いのではないでしょうか?
今回見に行った2020年度のQTは2/12から4日間の1次予選があって、通過した選手が19日からの最終予選に進みます。
ここで最終的に上位35位までに入った選手がツアー選手として出場できるというシステムだそうです。
出場選手
今回この会場での参加者は250名で、日本(30名)、オーストラリア(24名)、アメリカ(43名)、タイ(28名)、韓国(75名)、そして他にもインド、アイルランド、スペイン、カナダ、ドイツ、スウェーデン、バングラディシュなど世界各国からきています。
全体的には若い選手が多く、学生や駆け出しのプロゴルファーが訪れています。
ただレベルは年々上がっていて、実際にプレーを見ていてもかなり上手なプレイヤーが多い印象です。
日本のツアーと比較して
日本のQTは1次予選からだと約1500人くらい受験して50名が試合に出られるという確率なので、毎年試合数が減っている日本ツアーよりも、アジアツアーの方が魅力があるような気がするのですが、年々日本からアジアンツアーの予選会にでる選手は減っているようです。
これについてはFacebookでも発信しましたが、ぜひ日本の特に若い選手は積極的にアジアに出た方がいいと思います。
アジアンツアーは年間で30試合以上あって、さらにヨーロッパツアーや韓国、日本ツアーとの共催もあります。
共催の試合で優勝するとそのツアーの翌年のシードがもらえるので、アジアツアーから世界に駆け上がっていく選手も大勢います。
賞金は高いものだと総額300万ドルのものもあるので、日本ツアーよりも高い場合もありますし、賞金ランクトップの選手で7千万から1.2億円くらいになるし、賞金王になるとマスターズにも出られるみたいなので、今後どんどん試合数が減っていく日本と比べて、試合数も賞金額も増えていくアジアで勝負するのは必然的な選択です。
ゴルフもビジネスも日本国内は今後内需が減っていくので、日本人プロゴルファーも海外に活躍の場を求めて世界に出て行く時代だと思います。
インフォメーションボードなどの案内は全て英語ですが、今時はgoogle翻訳でも十分に意味が理解できるとおもうので、昔よりも言葉のハードルも下がっていると思います。
エントリー
Asian Tourのオフィシャルサイトはこちらです。
https://asiantour.com/
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