月刊カジュアルゴルフ2020.10号 そのストレッチ間違っていませんか?プレーの前と後で使い分けたい本当に効果的なストレッチの方法

月刊カジュアルゴルフ10月号に掲載されたコラムです。

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ゴルフの前に準備運動をするという方は多いと思いますが、その準備運動は正しくできていますか?先日友人とゴルフに行った際に、プレー前の準備運動の仕方について質問されたので、ゴルファーに限らずあらゆる運動において知っておきたい準備運動の基本を覚えておきましょう。
まず準備運動の目的は1.)血流をよくして筋肉に酸素とエネルギーを送りパフォーマンスを高める。2.)体を温めることで筋肉や関節をほぐして怪我やを予防するという2つです。

プレー前の準備運動で、反動や弾みをつけない静的ストレッチ(スタティック・ストレッチ)をやっている人を見かけるのですが、静的ストレッチは基本的に筋肉を温めたり、運動パフォーマンスを上げる効果は少なく、主にクールダウンや柔軟性の維持や向上に使われるストレッチです。ですからプレー前の準備運動には動的ストレッチ(ダイナミック・ストレッチ)といって、筋肉に刺激を与えながら血流を促し温度と柔軟性を上げながら関節や筋肉をほぐす運動が効果的です。屈伸運動のように膝を曲げ伸ばししたり、腕をグルグルと回して肩甲骨を動かしたり、小刻みなジャンプをするなどして筋肉の伸縮や関節の曲げ伸ばしを伴う運動をテンポよくやるのがコツです。
そしてプレーが終わったら筋肉に溜まった疲労物質を流すために静的ストレッチで筋肉をほぐすと回復系神経の活動が活発になり、翌日の疲労や筋肉痛なども軽減されますよ。
正しい準備運動やクールダウンでプレーのパフォーマンスも変わります。

この記事を書いた人

ゴルフ活動家
ゴルフビジネスに特化したコンサルティング、ゴルフ場のオーナー代理人、ゴルフコース改修プロジェクトマネージャー、人材育成のためのコーチング、セミナーや執筆をしてます。詳しくはプロフィールページをご覧ください。

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