ハンドファーストを実現したければ「動き」よりも「感覚」を身につけよう

面白いYoutubeが多くて情報に事欠かない反面で、毎日、毎週のように「こうすると上手くなる」というキャッチフレーズに踊らされて、全てが中途半端になってしまい本当にやるべきことに集中出来ていないと感じている方は多いと思います。

今回はそんなゴルファーに向けて動画を作ってみました。

ビデオをご覧に慣れない方には以下にテキストで解説をしています。

目次

やるべきことに集中する難しさ

人は多くの選択肢を欲しがりますが、選択肢が増えるほどに選ぶことは難しくなります。

私達は簡単に多くの情報にアクセスできますから、毎日のように違う理論や上達法に触れ、その中から効果的かつ自分にあった方法を選ぶことは難しさを増しています。

情報があるから上達が簡単になるわけではなく、適切な選択ができたときに人は上達するのです。

今回はそんな情報に悩んでいる方に有益な情報を提供するために、以下の点に注意して情報を提供してみます。

1.) 簡単にできること

試すことに時間や労力がかかると実行への障壁が上がります。ですから、家でできて、しかも10秒くらいで試すことができて、さらに体力も使わない、という要素を満たして誰でもできる練習方法を提案しています。

2.) 普遍的な原理に沿っていること

「身体の動き」を解説したTipsは骨格や体力によって実現できる人が限られますから、身体の動きを一切の説明に入れず、クラブの構造から、どういう動きが自然であるか?という論点で説明をしています。

クラブの構造から考える

ゴルフクラブはシャフトの延長線上からクラブヘッドの重心を後方にずらすことで、シャフトに撓りを生み出し、距離を出す設計になっています。

ですからクラブの構造上、シャフトラインよりもクラブヘッド重心は後方にある状態が「あるべき状態」として設計されているということです。

ちなみにシャフトのキックバックエフェクトはこのクラブヘッド重心がシャフト線上に移動しようとする力を利用しています。

ですから、スイングではこの「あるべき状態」を保つようにスイングすれば良いのです。

クラブヘッドの重心を感じられない人は上達しない

ゴルフの上級者が「クラブの重さを感じて」という表現を使います。これは他のスポーツでも同じで、プロ野球選手になれば「バットの重さを感じて」という表現をよく使います。

では、私達はどうやってクラブの重さを”感じる”のでしょうか?

目をつぶってクラブを真っ直ぐ構えられますか?

動画の中で目をつぶってクラブを手元でクルクルと回して、フェースをスクエアにするという練習を公開していますが、やってみると意外と難しいことが分かると思いますし、クラブを止めた状態でまっすぐに構えられない人が、スイングの中でまっすぐに戻すことが難しいことは容易に想像できます。

難しさと同時に、やっているうちに何となくクラブの重心への意識が高まっていくことに気づくはずです。

そしてその意識の高まりこそがゴルフ上達のポイントなんです。

ハンドファーストはクラブの構造を保った「結果」

ハンドファーストに苦戦する方の多くは、「ハンドファーストにしようとする」ことでエラーを起こしています。

ハンドファーストはクラブヘッドの重心をシャフトの後方にある状態を保った結果であり、それはイコール、アドレスの状態を再現した結果なのです。

ですから、能動的に「ハンドファーストにする」のではなく、受動的に「ハンドファーストになる」のが正解です。

まとめ

今回の内容、少し抽象的に感じるかもしれませんが、普遍的なトップダウン式の学習方法に沿って解説してみました。

少しでも皆様の気付きになれば幸いです。

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この記事を書いた人

ゴルフ活動家
ゴルフビジネスに特化したコンサルティング、ゴルフ場のオーナー代理人、ゴルフコース改修プロジェクトマネージャー、人材育成のためのコーチング、セミナーや執筆をしてます。詳しくはプロフィールページをご覧ください。

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