なぜ自分がタイでゴルフレッスンのサービスを作ったのか。
それにはいくつか理由がありますが、一言でいうとサイコーの環境だったからとしか言えません。
ゴルファーの上達に必要なことは何だろうか?
練習量、優れた指導者、最新の計測器や練習器具?多くの上達要件が思い浮かびます。
しかし、私が20年ゴルフレッスンをやってきて思うことは、「環境が人を育てる」という一言に尽きるということです。
ゴルファーにとって良い環境とは何か?
ではゴルファーにとって良い環境とは何か?
分かりやすく言えば、プロが過ごす環境こそがもっとも理想に近いと言えます。
プロゴルフのトーナメントを見に行ったことのある方はわかると思いますが、スタート前後には天然芝の練習場や整備されたチッピンググリーンで練習し、ワールドクラスのコースデザインのコースで腕を磨き、18ホールを一人に一人のキャディを帯同しながらプレーする。練習が終わるとジムにいってコンディションを整え、トレーナーが体のケアをして1日が終わる。
いま上げたこれらのことが、タイだったらアマチュアでも全て実現できる。
それは上達したいと思う人にとって最高の環境じゃないでしょうか?
全部揃ってたタイ
私は過去にオセアニア、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど多くの国でゴルフを楽しんできましたが、全部揃うというのは実は珍しい。
例えばオーストラリアだと気軽さはあるがキャディの手配が難しい。ヨーロッパやアメリカにはキャディはいるがかなり高額だし天候でベストシーズンが短い。新興市場のアジアは比較的新しいコースが多いが、タイほどコース設計の自由度がないためコンパクトなコースが多い。という具合です。
日本は夏は猛暑、冬は雪、秋は台風と、温暖化の影響からか本当に災害が増えていて、天候に左右される。
いくら選手やコーチが入念に準備をしても、雪や台風ではプレーさえもできない。
タイにも暑気や雨季はあるが、暑い日でもカートを乗り入れてボールの横までいけば暑さはさほど気にならないし、雨季も1日中あるいは何日も降り続いてプレーができないことは記憶にない。
単純にゴルフをやるなら、レッスンをやるなら、全ての環境が揃っていて、気候の心配をしなくて良い場所でやりたかった。
コーチの本能としてそうしたかった。ただそれだけのことなのです。