月刊カジュアルゴルフ2020.12号 グリーンの更新作業でがっかりしがちな日本人ゴルファー。海外では良いこともある!?

月刊カジュアルゴルフ12月号に掲載されたコラムです。

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日本では秋が近づいてくるとゴルフ場ではグリーンの「更新作業」が行われます。

更新作業というのは、1日何百人もの人がグリーンを歩く事によって踏圧されて硬くなったグリーンに穴をあけて新しい砂を入れることで、グリーンの透水性を回復させたり、土壌に酸素を入れる事で発育を促すための作業です。

日本では春と初秋の年2回程度はこのような作業が行われているので、穴と砂だらけのグリーンを一度くらいは経験した方も多いと思います。

正直プレイヤーとしては「事前に知ってれば予約を別の日にしたのに…」残念な気持ちになるのですが、この作業は気温や天気を見て直前に決定されるのでコース側も事前にお知らせすることができないのが現実です。

そこで海外のコースではFull-renovation(更新作業直後)だとグリーンフィーを50%オフ、Half-renobvation(更新作業5日後以降)だと25%オフという具合に、この間に来場したプレイヤーのグリーンフィーを割り引くのが一般的です。他にも雨の日の来場者にはRaincheckという次回使える割引券を出すことでキャンセルを防ぐ工夫をしているというコースも多いです。

雨の日やグリーンコンディションが悪い時にきてくれたプレイヤーに割引や次回のクーポンを渡すことは、再来場につながるメリットがあります。

コースのコンディションの維持と同様に、顧客満足度の維持も大切ですから、今後こうした取り組みが日本にも取り入れられるといいですね。

この記事を書いた人

ゴルフ活動家
ゴルフビジネスに特化したコンサルティング、ゴルフ場のオーナー代理人、ゴルフコース改修プロジェクトマネージャー、人材育成のためのコーチング、セミナーや執筆をしてます。詳しくはプロフィールページをご覧ください。

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