バンコクでのワーケションの様子を1日撮影してみました。
動画とともに、記事の最後の文章も読んでコメントいただけると嬉しいです。
起床-ゴルフ
5:00 起床 Grabでタクシーを呼ぶ
朝はゴルフがなくてもだいたい5時に起きます。
日本との時差が2時間あるので、日本時間の7時なので、仕事の電話やチャットに対応するためです。
移動はグラブを使います。グラブは東南アジアを代表する配車アプリです。乗車地と目的地をアプリに入力するだけで、クレジットカードを登録しておけばキャッシュレスで移動できます。タイ以外にもマレーシアやシンガポールでも利用できます。ちなみにこの日のタクシー代は44kmの走行で400バーツでした。Grabのタクシー料金は、その時の需給バランス、距離などから自動で計算され、予約する前に確認することができます。
6:30 ゴルフ場到着
タイカントリークラブ
https://www.thaicountryclub.com
バンコク中心部から約40分。高速の降り口からも近く非常にアクセスの良いコースです。米国PGA国際公認コースとしてワールドカップ開催に合わせて1996年に開場したアジアでもトップクラスの名門コース。アジアを代表する高級ホテル「ザ・ペニンシュラ・バンコク」が経営するクラブハスやレストランのホスピタリティの高さも魅力です。
移動-昼食
11:30 ホテルに戻る
X2 Vibe Bangkok:
https://crosshotelsandresorts.com/x2-vibe/resorts/x2-vibe-bangkok-sukhumvit-hotel/
BTSオンヌットホテルの近くにあるホテルです。
テスコロータスやセブンイレブンが近くにあり、ジムやプールの他に温泉(大浴場)も付いています。
価格も安く、立地、施設、サービスなど総合的にバランスの良いホテルです。
12:00 近くのテスコロータスのフードコートで食事
Tesco lotus:
https://www.tescolotus.com/
テスコ・ロータス(Tesco Lotus)は、タイに広く展開するスーパーマーケットです。タイにいるともっとも身近なスーパーです。
中にはフードコートがあり、50バーツから70バーツくらいのものが主流なので安くて美味しい食事が食べられます。
デポジット(前払い)方式のキャッシュカードを買って、それを注文時に出します。余ったお金はカードを購入したカウンターにもっていくと返金されるというシステムです。
12:40 BTSで移動
BTS Skytrain:
https://www.bts.co.th/eng/
バンコクの高架鉄道システムのBTS。料金は16バーツ~59バーツ(2020年2月時点)で目的地までの距離によって料金が加算されます。切符は改札機前の券売機かカウンターで購入可能です。頻繁に利用する方はデポジット方式のラビットカード(Rabit card)が便利です。日本のSUICAのようなものです。
仕事
13:30 取引先のオフィスで打ち合わせ
この日はタイのゴルフ関連企業からウェブサイトの翻訳と日本でのマーケティングの相談でした。
14:30 AIS Design Centerでワーク
AIS Design Center:
https://aisdc.ais.co.th/home/
BTSプロンポン駅から直結しているショッピングモール「エンポリウム」の5Fにあるタイの大手通信会社「AIS」が提供するコワーキングスペースです。
天井が高い広々とした空間で過ごしやすいのと、爆速のWifi、そしてデパートの中という立地は途中で食事や休憩をするにも便利です。営業時間は10:00-21:00なので1日中がっちりを作業をしたい方にはおすすめです。
エアコンが効きすぎて寒い時があるので長袖は持っていくと良いのと、15時頃から学生が急に増えて席がいっぱいになるので注意してください。
マッサージ-夕食
17:00 オンヌットへ移動
スクンビットの中心部アソークからBTSで5駅離れた場所にあります。
タイ人と外国人のバランスが良い感じで、住居も新築の高級コンドミニアムと低層アパートが混在し、良い意味で下町情緒が残る場所です。バンコクでは珍しくなった路上屋台も出ていますし、かと思えば日本食のチェーン店もたくさんあります。
私はバンコクに滞在するときはオンヌットのホテルやコンドに泊まることが多いです。物価が安いことや、利便性が良いこと、良い物件が多いこと、そしてゴルフ場にいくのに動きやすいというのがあります。シーロムやスクンビットの中心街は賑やかでお店もたくさんありますが、渋滞で車での移動が不便なのでプライベートで泊まることはほとんどありません。
17:30 マッサージ
Tree Massage
https://www.facebook.com/Tree-Massage-646884058672565
そのオンヌットにあるマッサージ屋さんです。1時間200バーツという格安のお店ですが、熟練のおばちゃんががっちり強モミでほぐしてくれます。個人的にはフットマッサージ1時間と、タイ古式マッサージ1時間をセットでうけるのがおすすめです。
19:00 Century Plazaにて夕食
http://www.centurythemovieplaza.com
センチュリープラザはオンヌットにあるシネマコンプレックスです。
中には「吉野家」や「かつ屋」、しゃかりきという居酒屋など日本人におなじみのレストランがたくさん入っています。
ラーメンや寿司などもあるので日本食が食べたくなったら、ここにくれば解決します(^^)
バンコクワーケーションで思うこと
動画の最後にもコメントしていますが、私はタイにいるときのワークスタイルがけっこう気に入っています。
日本との時差も2時間と少なく支障なくコミュニケーションができるのと、ゴルフが身近にあってサッと行って帰ってから仕事が出来るのも良いですね。
よく物価の安さも言われますが、正直バンコクの物価は高いです。特にレストランは日本と変わらないか、日本よりもコスパは悪く感じます。
ただ、タクシー、マッサージ、ハウスキーピング、洗濯、などのサービスが安いです。すべての人の手がかかる仕事ですが、高度な仕事ではないです。こういうサービスが安く利用できるのにすごく魅力を感じます。
例えば日本だと、ゴルフが半日で終わったとしても行き帰りの移動に2時間かかったら、やはり1日のうちの6-7時間は仕事ができないことになりますが、タイだと移動中もメールや電話ができます。
掃除や洗濯も自分でやると1日に1-2時間程度の時間を費やすことが、1週間でたった200バーツから500バーツでできます。こういう手間から解放されて、自分が好きなゴルフや、集中したい仕事に打ち込めるというのが最大の魅力だと思います。
日本だと「格差=悪」のように言われますが、日本の場合は同じ労働をしても雇用形態によって賃金が違うことや、みんなが中流以上であることを前提にするので、勉強や仕事を頑張りたくない人まで中強度以上の仕事を担わされます。
ラクして儲かるというのはどの国でもないのは当たり前ですが、ラクで低賃金な仕事をするのを選べるというのも一つの生き方だと思います(洗濯や掃除や運転がラクという意味ではなく、タイでは専門的な能力や知識が要らない仕事という意味です)。
けっきょく日本では全員が中程度以上の職務強度を与えられることが当たり前という前提で、そのストレスを管理する側もされる側も担っている気がします。
日本では「サービス」と一緒に「気遣い」も提供するのが当たり前のようになっています。
例えばタクシードライバーならお客を目的地に運ぶのがサービスであって、車内での楽しい会話や、ドアの開け閉めは必要ないはずです。接客が多少悪いタクシーがあってもそれが安ければ問題ないはずですが、規制によって一律の料金で(しかもそれがめちゃ高い)提供されるので、提供側は「気遣い」も提供するのが当たり前のようになってしまいます。
しかしこれがタイのように1/10の値段だったら誰もタクシー運転手に文句も言わないわけです。
洗濯もそうです。たった200バーツの洗濯サービスで靴下が片方なくなっていても、そのためにわざわざ文句を付けにも行きません。
要するに特に付加価値が高いサービスでもないのに高いフィーを払うということは、利用者の資源(時間、金、感情)が、こういうものによって消費されていくということです。
安ければ良いというわけではなく、提供する側も、提供を受ける側にも選ぶ権利を与えるというのが大切なのかもしれませんね。
という独り言でした。