月刊カジュアルゴルフ2021.09号 選手の素晴らしいプレーを支えるツアーキャディの気遣いとテクニック

月刊カジュアルゴルフ9月号に掲載されたコラムです。

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皆さんはツアーキャディというとどんなイメージがありますか?

最近はSNSなどでも有名選手のキャディさんが情報発信をする機会が増えてきたので、裏方と言われていた彼らにも注目が集まっています。

今年4月のマスターズでも松山選手のキャディをつとめるキャディーの早藤将太さんが18番グリーンで脱帽一礼したことに世界が称賛を送ったのも記憶に新しいところです。

先日、日本プロゴルフ協会(PGA)会長の倉本昌弘プロのキャディを務めている渡辺宏之さんと、尾崎直道さんのキャディを長年務めていた女性キャディの足立美都樹さんが「ツアーキャディから学ぶ人材育成」というテーマで三重県で企業研修をされた帰りに一緒にお食事をご一緒させていただきました。

お二人とも日本を代表するレジェンドゴルファーのキャディということで世界メジャーでの裏エピソードなども聞けてとてもおもしろかったのですが、中でもキャディさん同士で隣ホールをプレーしている選手の打球音や拍手がスイングの邪魔にならないように選手の打つ間合いを図っているという話や、キャディ同士はギルド(同業仲間)のようなつながりがあり、他の選手のボールを拭くなど実は同じ組のキャディは協力しあっているというエピソードを聞いて、確かに中継など見ていても選手が絶妙なタイミングで打っているし、選手がトラブルになっても遅延なく焦らずプレーできるのにはそんなツアーキャディならではの気遣いとテクニックがあるんだなーと感心しました。

選手の素晴らしいプレーを支えるそんなツアーキャディの活躍にも注目してみてください。

この記事を書いた人

ゴルフ活動家
ゴルフビジネスに特化したコンサルティング、ゴルフ場のオーナー代理人、ゴルフコース改修プロジェクトマネージャー、人材育成のためのコーチング、セミナーや執筆をしてます。詳しくはプロフィールページをご覧ください。

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