月刊カジュアルゴルフ2022.1号 世界のゴルフ団体がいま女性ゴルファーの獲得に必死になっているワケ

月刊カジュアルゴルフ1月号に掲載されたコラムです。

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現在世界のゴルフ団体は女性ゴルファーへの無料レッスンの提供や、少女ゴルファーの育成補助などの女性ゴルファーへの支援が積極的に行われています。

R&Aではゴルフをプレーする女性やゴルフ業界で働く女性の数を増やすための活動の一環として「ゴルフ女性憲章 = Women in Golf Charter」を発表し、女性や少女のゴルフ参加者増加を支援するため、3年間で37万5,000ポンド(約5800万円)の資金援助を行いました。

日本ではプレー人口の約15%が女性と言われていますが、女性ゴルファー比率が最も高いと言われているスウェーデンで29%で、世界的に見ると約20%が女性ゴルファーの割合と言われています。またゴルフ場の女性管理職の割合は世界で20%以下で、日本では2%以下とも言われている状況です。

世界のゴルフ機関の調査によるとゴルフを始めたいと考えている新規の女性プレーヤーは世界中で3,700万人と言われており、これはゴルフ産業に年間350億ドル(4兆円)の価値をもたらすと言われています。
経済効果にはプレーやウェアに費やす金額だけではなく、トーナメントのスポンサーや放映に付随する広告収入なども含まれており、女性がゴルフを見ることでこれまでなかった日用品や消費材などの企業がゴルフに参入することが見込まれています。

こうした背景から女性ゴルファーへの手厚いサポートは今後もゴルフ業界のトレンドとなりそうですね。ゴルフを始めたいと思っている女性の皆様、ゴルフを始めるなら今です。

この記事を書いた人

ゴルフ活動家
ゴルフビジネスに特化したコンサルティング、ゴルフ場のオーナー代理人、ゴルフコース改修プロジェクトマネージャー、人材育成のためのコーチング、セミナーや執筆をしてます。詳しくはプロフィールページをご覧ください。

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