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文化庁の「宗教統計調査」によれば、日本人の仏教系団体の信者数は約8770万人。これは宗教施設に何かしらのお金を支払った人数です。そのため、お墓を立てたり、お坊さんにあげていただいたお経に対して、費用やお布施等を支払っていれば「信者」としてカウントされています。
一方で、NHKが行った世論調査では「信仰している宗教がありますか?」の質問に対し、わずか31%が仏教と回答しています。
つまり、特に信仰の自覚はないものの、なんとなく慣例的に葬式をあげ、火葬をし、墓地に入れるという【葬り】をしている人が、日本には4000万人程度いる、ということです。
では亡くなった本人、あるいは遺族に、火葬以外の【葬り】の選択肢があるのかといえば、法律の問題もあり、実際には他のオプションは存在しないというのが実状です。
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