月刊カジュアルゴルフ4月号発刊に掲載されたコラムです。
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アジアンツアーの出場権をかけて争われている予選会がタイのホアヒンで開催されていたので先日見学に行ってきました。
アジアンツアーは世界6大ツアーの一つで、東南アジアを中心にアジア各国で大会を行われています。
近年は欧州ツアーとも連携を深めており、試合数や賞金も増加傾向でアメリカ、ヨーロッパ、アジア、そして日本や韓国からも約250名がエントリーし35名が今年のシードを手にしました。
日本にもJGTOが主催する日本国内ツアーの出場権をかけたQT(クオリファイングトーナメント)が開催されていますが、日本のQTは1次予選からだと約1500人くらい受験して50名が試合に出られるという確率なので、試合に出られる確率や、試合数や賞金額など見ても圧倒的にアジアで出る方が有利なのですが、残念ながら今年の日本からの出場選手は30名程度と少なく毎年減っているのが現状です。
日本と比較される韓国からは70名以上が出場していて、日本のツアーでも活躍している韓国選手もこのアジアンツアーから日本ツアーの出場権を獲得した選手は多いです。現在の国内での状況を考えると今後もグローバル化が進むので国内ツアーではなく海外のツアーに目を向けた方がいいと思うのですが…
言葉や文化の壁はあるにせよ、ゴルフの場合は個人スポーツなのでチームメートとのコミュニケーションが必要ないことや、世界統一のルールやマナーが存在しているので他のスポーツに比べて海外への挑戦障壁は低いように思います。
ぜひ日本人選手の中から日本ツアーを飛び越して、アジアで活躍して世界に羽ばたくプレイヤーが出てくれることを願います。