月刊カジュアルゴルフ12月号に掲載されたコラムです。
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SDGsは2015年に国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」で、国連加盟193か国が2030年までに達成することとして、経済的・環境的に持続可能な世界の実現を目指すことを主たる目標にしていますが、ゴルフ場では肥料や農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤)などの化学薬品を減らすことで、地球にも優しく、そして経済的にも低コストなコースの運営をしていくことが主な課題として取り上げられています。
私達が日頃プレーするゴルフ場では毎年何トンという単位でこうした肥料や薬品が使われています。もちろんこれはゴルフ場を保全するためには必要不可欠なものであり、一概に環境に有害とは言えないものですが、こうした散布剤を削減していくことは私達ゴルファーが支払うプレー代や年会費にも反映されることを考えると歓迎するべき動きです。
実際に近年はゴルフ場経営においても気候変動にあった芝種への変更や、管理面積を削減するためのコースレイアウトの見直しなどの取り組みを行っていますが、ゴルフ場任せではなく、私達もプレイヤーとしても貢献できることがあります。例えばプレースピードが早くなれば、それだけコース管理に費やせる時間が長くなるので肥料や薬品に依存する可能性が減らせますし、ディボットやピッチマークの修復を一人ひとりがきとんとすることで芝への負担を減らし散布剤を減らす効果があります。ゴ
ルフが経済的・環境的に持続可能な状態を後世へ維持するためにも私達のマナーを見直してみませんか?