月刊カジュアルゴルフ3月号に掲載されたコラムです。
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カジュアルゴルフの読者の中にも「コロナがきっかけでゴルフを始めた」という方は多いかもしれません。
R&Aが実施した調査結果によると、世界の総ゴルファー数はこの5年間で6100万人から6660万人に増加したそうです。
R&A(ゴルフ競技の世界的な総本山)のチーフ・ディベロップメント・オフィサーであるフィル・アンダートン氏によると特にこの2年間のコロナ禍では屋外で安全に実施できるアクティビティとして参加者が大幅に増加したことが確認され、中でもアジアは2090万人から2330万人と最も増加した地域となりました。
また新規ゴルファーを対象に実施されたアンケートでは98%が「ゴルフを楽しんでいる」と回答し、95%が「今後何年もゴルフを続けたい」と回答しているそうで、こうした新規ゴルファーを維持し続けるために①ゴルファーが歓迎されていると感じること、②フレンドリーでリラックスした雰囲気、③スコアや経験に応じたプレーの方法の提案、④優れた顧客サービス、⑤効率的な予約システム、⑥コースの品質とメンテナンス、⑦励みになる環境、がゴルフ場が取るべき推奨事項として解説されています。
このようにコロナ禍で新規の若いゴルファーが増えたことを喜ぶ一方で、「スロープレー」や「プレーマナー」に対する懸念が増加しているというゴルフ場の声もあります。
提供者と利用者の良い関係を作るためにも、サービスの向上とマナーの向上で切磋琢磨できる関係になると良いですね。