USGAはGPSなどを使ってゴルファーのスコアやプレーのペースなどのデータを取得し、科学的に検証した結果、ゴルファーのドライバーの平均的な飛距離×28が理想的なヤーデージになることを公表しています。
例えばドライバーの平均飛距離が230ヤードのプレーヤーであれば、6440ヤードが最適な長さであり、175ヤードの女性やシニアであれば4900ヤードが最適ということになります。このヤーデージでグリーンを狙うショットが楽しめ、プレーのスピードも保たれることが分かりました。
またアンケートによると半数以上の57%のゴルファーがパーオン不可能な距離でプレーしていると回答しており、この基準を採用してティーを前にしたところ88%のゴルファーがラウンドがより楽しくなったと回答しています。
これまでは性別や年令によって区別されてきたティーですが、これからは自分の飛距離を目安に楽しめるティーマークを選ぶ時代になっています。
また別のアンケートではゴルファーの不満で最も多いのはプレーのペースにについてであり、プレーのペースが改善されるのであれば9%のプレー料金の上乗せを許容するというデータもあります。
適切なティーを選んでプレーすることは、ゴルファーの顧客満足度にも大きく影響を与えるため、今後はティーマークのバリエーションを増やすこと、ゴルファーが自分の適切なヤーデージを選ぶ知識を持つことが重要になります。