読書ログ:『教養としての社会保障』

先日の「老後に備えて自助努力を」という政府発表や、企業経営者の「終身雇用の継続は難しい」という会見が最近話題になったが、終身雇用、年功序列、によって支えられた経済と社会保障の関係は実際にかなり切羽詰まったところまで来ていると思う。

まず社会保障とは「相互補助」による「セーフティネット」である。という前提。
そして、この本についてはFacedbookに投稿したので、その時の投稿を載せておきたい。

私は高齢化社会を救うには50才以降の学び直しだ。という論でしたが、APU学長の出口さんは以下のように言っています。

松坂は過去の栄光を捨てて入団試験を受けて2軍からスタートしました。高齢社会の理想は、「昔役員をやってたで」とか、「部長やってたで」とか、そんなもんぜんぶ捨てて2軍からスタートするのが理想ですよね。人間は過去何やったかは関係あらへん。今何ができるかを考えて社会に貢献していくというのが高齢化社会の理想ですから、まさに年功をやめてみんなが松坂みたいに働けばいいですよね。

14:30くらいからです。

何が正解というわけではないんだろうけど、現状を正しく把握して、生涯を豊かにおくれる方法を考えていく必要があると思っています。

ちなみに私の個人的な意見ですが、不安をなくすという意味では、選択肢を増やすというのも人生を豊かに送るライフスキルの一つだと思っていて、例えばひと昔前に流行ったような海外リタイアメントもその一つで、お金が心配ならお金を貯めることも選択肢だけど、お金がなくても暮らせる場所や方法を見つけるというのもアリだと思います。

どんな人生になるかは誰にも分かりませんが、怯える人生よりも、楽しむ人生を送りたいなと思った1冊でした。

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この記事を書いた人

ゴルフ活動家
ゴルフビジネスに特化したコンサルティング、ゴルフ場のオーナー代理人、ゴルフコース改修プロジェクトマネージャー、人材育成のためのコーチング、セミナーや執筆をしてます。詳しくはプロフィールページをご覧ください。

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