タイの至宝となるか?アユタヤ県の最新ゴルフ場 Sai Golf Club

タイでは、先日ご紹介したバンラカットクラブや、LIVゴルフが開催されたストーンヒル意外にも、コロナ禍で新たにゴルフ場が建設されています。

今回はアユタヤに2021年に建設されたSAI Golf Clubを視察させていただく機会がありました。

目次

SAI Golf Club

場所

サイゴルフクラブはバンコク市街から約50分程度のアユタヤ県に新たに作られたコースです。

設計

コースデザイナーはJMP( J. Michael Poellot) GOLF DESIGNのプリンシパルBOB MOORE氏で、JMP社はマニラ・ゴルフクラブ(フィリピン)、ラチャプルック・クラブ(タイ)、ロイヤル・ジャカルタ・ゴルフクラブ(インドネシア)など、東南アジアの名門プライベートコースを数々手がけています。

フェアウェイに配置されたバンカーが特徴的で、自分の飛距離によってターゲットにするバンカーが変わるため戦略性を感じる
全長7500ヤード以上と長いコースだが、1オン可能なPAR.4があるなど、1ホールごとに特徴が明確に出ていて記憶に残りやすい

コースの特徴

ブラックティーからの距離は7500ヤードを超えて、最終ホールのグリーン奥にはギャラリースタンドが設置できるようになっていることなどから、将来的に国際トーナメントを開催する前提で作られていることが伺えます。

私は7100ヤードのブルーティーからプレーしましたが、BOB MOORE氏の設計思想であるメモラブル(記憶に残る)ホールが多く、コースのフェアウェイはかなり広いにも関わらず1ホールごとにティーショットの落とし所は明確で、1000平米以上の広いグリーンはピンの位置によって難易度のコントロールができるようになっています。

また近年R&AやUSGAでも提唱されているサスティナビリティへの配慮から、非管理エリア(ネイティブエリア)を活用した景観デザインも見事で、自然の多様性と景観の美しさを両立しながら、同時に高い戦略性を実現しています。

運営

Chang beerで有名なタイビバレッジが運営しており、コース完成から1年以上が経ちますがいまだにオープンをしていませんが、今後タイを代表するゴルフ場になることは間違いありません。

プライベートコースとして、少人数(おそらく300人以下)のメンバーシップで運営していくとのことですので、観光で気軽にプレーできる機会は無さそうですが、今後ますます発展する東南アジアのゴルフ場の代名詞になりそうです。

この記事を書いた人

ゴルフ活動家
ゴルフビジネスに特化したコンサルティング、ゴルフ場のオーナー代理人、ゴルフコース改修プロジェクトマネージャー、人材育成のためのコーチング、セミナーや執筆をしてます。詳しくはプロフィールページをご覧ください。

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